「つきましたよ。皆さん」


「いつも、ありがとうございます」


ぺこりと頭を下げた


「いえいえ。私の仕事は運転手ですから」


「はい。じゃあ」


優羅の後について私も降りた


「…………」


みんながこっちを見ている


…………怖い


「…………大丈夫だ」


優羅に肩を掴まれて引き寄せられる


「……………っ…うんっ!」


やっぱり…優羅の隣は安心する


これは……なんでなんだろう


「姉貴ー、優羅ー行くぞー!」


「……………行くぞ。莉琉」


私を引き寄せたまま歩く優羅


私は紅蓮の皆に…守られてるんだな…