優羅は毎朝迎に来ると言ってから毎日来ている


少し、過保護すぎじゃない?


頬はまだ赤黒くて見るのも嫌になる


「姉貴、湿布はるから横向いて」


手当は流斗がしてくれてるからありがたい


ーぺたっ!


「はい!じゃ、そろそろ来るだろうし行こっ!」


私の鞄を持った流斗は先に靴を履いていた


「ちょっと待ってよ。流斗」


私も急いで靴を履いて流斗のあとを追いかける


「おっはよー!りーちゃん!」


車の前で待っている薫


「おはよ!薫」


笑顔を浮かべる


「じゃ、行くから乗ってー!」


助手席に座った薫


わたしは後ろの席で優羅の隣


「はよ、莉琉」


「おはよ、莉琉」


「…………はよー」


「おはよ、みんな!」


相変わらず眠そうな修司


さいきん眠そうだなー