流斗side
姉貴を病院に連れていくと
骨にヒビが入っていた
姉貴がレントゲンを撮りに行ってるとき
「流斗、ちょっとこい。話がある」
夜兎さんに呼ばれた
なんなんだ?
大人しくついていくと個室に入った
深刻な顔をした夜兎さん
「流斗、あまり言いたくないんだが…
お前の姉貴、学校に連れて行くな。
ストレスのせいで情緒不安定だぞ」
「あぁ、知ってますよ。
行かせないほうがいいって。
でも、姉貴が自分の意思で行ってるんです。
それを止めれるわけないじゃないですか。
だから、俺達も姉貴の学校に転向して守ることにしたんですよ」
これは、俺達にとって最終選択だったんだ
「そうか。夜もあまり眠れてないだろうから
痛み止めの中に睡眠薬も入れておく。
別々に出すから気をつけて飲ませろよ」
「わかりました。迷惑かけてすみません」
「いや、いい。優羅のときよかマシだ。
そろそろ終わるだろ。いくぞ、流斗」
夜兎さんの後に続いて外に出る