「はぁ、仕方ない」 智也はそう呟くと私を肩に担いだ は?担いだ? 「ちょ、智也?!私なら大丈夫っ………」 バタバタ暴れたら貧血を起こしてしまった くそぅ……ご飯食べたら良かった (すぐ食べても意味はなし) 仕方なく担がれていると車に乗せられた …………誰の車、これ 「莉琉さん、久しぶりです」 「あ、尋だよね?」 翠蓮の専属運転手 なんで智也は尋を呼んだのさ 私が心の中でブツブツいっているうちに 車は紅蓮の倉庫の近くまで来ていた