【完】CHESS-WHITE or BLACK-(誤字脱字加筆修正中P194まで修正完了済)







幹部室に入り入口に近いソファに座る


哀の横に乃依が俯いて座っていた


ふーん


「……乃依から全部話を聞いた」


うん、だから何?


「ご、ゴメンナサイッ!」


乃依が私の方を見て謝ってきた


「謝って済む問題なんだ?
私の親の話をこいつらに話したって?」


「し、してない!」


「なら、なんで呼んだわけ?」


あー、イライラしてくる


「たとえ、乃依が謝っても
乃依の過去は消えない。
それは桜牙も同じだよ。
私は一生忘れる気はない」


冷たい目を四人に向ける


「本当にごめんなさいっ!!」


いくら謝ったって…お父さんたちが
帰ってくるわけじゃないんだから


「………莉琉…お前の話を聞かなくて悪かった」


頭を下げた哀と千歳と刃


酷く冷めた目で真が見つめていた


「莉琉をレイプしようとした癖によく言えるな」


「っ、あれはっ!」


千歳が声を上げる