ーチャララララーンチャララララーン


「………んぅ……携帯……」


メールかな……


「寝ぼけてんじゃねぇよ」


コチっと頭にぶつけられた


「んー、ありがとうー」


目を無理やり開いてメールを見る


……佐賀 哀


「……優羅…哀からメールが来た」


「……あ?」


眉を寄せた優羅


まぁ、確かにそうなるよね


私はメールをひらいた


「…ふーん。…明日の12時に
桜牙の倉庫に来てくれだって」


「……………へぇ…」


つまらなさそうに呟いた優羅


「で?どうする?行く?
紅蓮の幹部も来ていいってさ」


携帯を優羅の顔の前で揺らす


それを掴んだ優羅はため息をついて


「分かった。行く」


低い声で優羅はそういった