「あ、そうそう。莉琉は寝てたから 机の上におにぎりおいておいた」 パソコンをいじり出した智菜 「自分の部屋でやれよ」 「まぁ、いっか。わかった。じゃ、おやすみ〜」 手をふって部屋から出ていった もう、一生来んな 智菜の後ろ姿を睨むのをやめて 他のことを考える さぁ、どうしてやろうかな 莉琉を泣かせるやつは許さねぇよ? 「……少しでも俺のことを見てくれ」 月を見上げ小さくつぶやいた まぁ、叶うわけないか ため息をついて俺は眠りについた