葛城 智也 side
ードンっ!
「智也!!」
一条の肩を壁に叩きつける
「なんで、莉琉を傷つける?!」
俺は莉琉が一条の事が
好きだから俺は諦めたのに…
「俺、言ったよな?
莉琉を傷つけるのは許さないって」
「……」
俺を睨みつけてくる一条
「……お前に俺の何がわかる」
「はっ、お前のことなんて興味ねぇよ」
「莉琉のことは興味あるってか?」
「興味あるんじゃねぇ。
お前らより知ってるんだよ。バーカ」
俺は鼻で笑った
「お前がそんなんだから
莉琉が会いたくねぇっていってんだよ」
俺は手を離し一条から離れる
「……智菜か栞。どっちでもいいから
莉琉にご飯持っていってやって。
食べないって言ってたからおにぎり作って」
「う、うん」
俺はあいつに負ける気はねぇ
「あ、そうそう。
一条、お前がそんなんだと…
莉琉は俺が貰うから」
そのまま俺は部屋に戻った

