「なんで、あんたが姉貴の部屋にいるわけ?」
ドアの向こうから声をかけてくる流斗
「どっかの誰かさんが莉琉を傷つけるからだろ」
ふんっ。と鼻で笑った智也
私は私で涙を止めようと頑張っていた
「…………莉琉」
優羅の声が聞こえた
「……莉琉。一条だぞ?」
私は小さく首を横に振る
会いたくない
「莉琉がお前らに会いたくねぇってよ」
「……………莉琉」
もう一度私の名前を呼んだ優羅
私は両手で耳を塞ぐ
これ以上優羅の声を聞きたくない……!
目をつぶって耳をふさいでいると…
「莉琉……もう、大丈夫だ。
今日は、ゆっくり寝ろよ?」
私の頭を撫でてから部屋を出ていった智也
ほんと、優しいなぁ

