「………素っ気ねぇな?なんかあったか?」
「なんもないよ。私、ご飯いらないから」
「………ふーん。なら、俺も食わない」
ぼふっ!と音をたててベッドに座った
「智也は食べなきゃダメだよ〜。
成長しないよ〜?」
笑顔を浮かべて智也を見る
「作り笑顔をすんな。少なくとも俺の前では。
泣きたいなら泣けばいいだろ。本音を言え」
私をぐいっと引き寄せた智也
トンッ…と智也の胸に当たる
「………なんで、
あんたたち双子にはすぐにバレるのかな…」
私の目から涙がこぼれ落ちる
「苦しいっ…!辛いよっ…!」
智也のシャツをぐしゃっと握り締める
「なんで…付き合ってるのに…
私と優羅にはこんなに距離があるの?」
黙って私の話を聞いてくれる智也

