「うん。優羅が怒ったら怖いもん」
イタズラっ子のように私は笑った
さて、着替えよーっと
腰が痛いのは仕方ないからさ
優羅も私の後ろで着替えた
ネクタイを締め終えてブレザーを着る
「あ、優羅」
「ん?どうした?」
「その制服、にあってるよ!」
言うのを忘れてたと思う
「っ、」
顔が少し赤くなる優羅
あ、、照れた?
私は思わず口元に笑みを浮かべた
なんか、、嬉しい!
あんまり照れないんだよ?
それをこんな間近で見れるなんて!
もう、嬉しい以外言葉が出てこない!
「ちっ!ほら、莉琉行くぞ」
舌打ちをした優羅は私に手を差し出す
一瞬、キョトンとしてしまった
「はやく、手を取れ」
あ、そういうこと!
私は優羅の手に手を重ねた
ギュッと握られる私の手
あったかいなぁ

