「……………なら、お前は真っ白だな」


優羅がボソりと呟いた


私が?真っ白?


「うん……そうなるかもね」


優羅の腕に額を当てる


もう、疲れた


それを見てか優羅が私を持ち上げた


「………寝とけ。家まで送ってく」


「………うん。ありがとう」


目を閉じて体を優羅に預けた


「…………流斗。莉琉についててやれ」


「うん。わかってる」


「…………莉琉、皆がお前の味方だ」


小さく小さく呟いた優羅


それを聞いて私は…とても安心した


涙を一粒こぼした後意識がなくなった