「真、お前まで裏切るのかよっ!!」


ーガンっ!


階段を蹴った千歳


「…………そんなんだから
真実を見つけれねぇんだろ!」


私は哀たちを睨みつける


「お前まで裏切るのかよ。だって?
それはこっちの台詞だ!」


私の怒りの頂点を超えた


「仲間を信じなかったてめぇらに
そんなことを言われる筋合いねぇんだよ!」


倉庫には私の怒声が響きわたった


「私がどれだけ傷ついたかわかってる?!
わかんないよね?分かるわけないよね?!
私の方が乃依より過ごした日が長かったのに
簡単に私のことを見捨てたお前らが…
憎くて殺したくて仕方がねぇんだよ!!」


初めて本音をさらけ出した


いつも心の中で抑え込んでいたことが


私の中で爆発してしまった


もう、後戻りは出来ない