「なら、決着をつけようか」


ぱんっ!と手を叩く


「 は?何する気だよ?」


修司が眉間にしわを寄せた


「え?なにって…桜牙の倉庫に行こうと…」


だってどうせ乃依はあそこに行ってるでしょ?


「いやいや、無理しすぎだろ!」


帝都が焦ってる


「善は急げっていうでしょ?」


私がそう言うと皆口を閉ざした


「てことで行こっか」


私はパーカーを羽織って扉を開ける


「渉ー…また今度来るね!
皆、今日はありがとうねっ!」


「「「はい!また来てくださいね!」」」


ほんと元気だねー!


「優羅、後ろ乗せてね!」


「お、おう」


未だに状況を理解できてないみたい


そろそろ理解してよね