ーフラッ
急に視界が真っ暗になる
「………っ」
ーグイッ!
ードンッ
「…莉琉?!大丈夫か?!」
「うっ…優羅?」
霞む視界の中で優羅を見る
「無理するなっていっただろうが……」
悲痛な声音の優羅
こんなに心配させてたんだね
「……ごめ、んね」
優羅の背中に手を回す
「…抱き上げるから捕まっとけよ」
「………うん」
優羅にお姫様だっこをされる
「………葛城、幹部室はどこだ?」
「あ、えーっとねー、
階段上がってすぐの部屋!」
「………そうか 」
それだけいい、無言になる優羅
誰も…一言も喋らなかった
「……優羅…」
「ん?どうした?」
「乃依は変わってくれるかな…」
天井を見上げる

