ードサッ!
「……いてて……ありがとね。炎」
受け止めてくれたのは智也だった
「………無茶すんなっていっただろ。馬鹿」
ーカタカタカタッ
智菜のキーボードの音が響く
何を調べてるのかわからないな
「………これでよしっと」
は?なにが?
「間もなく紅蓮の幹部がきまーす♪」
「…………華、しばくぞ」
なんで紅蓮を呼んだの
「だって、翠が無茶するでしょ?
私達からしたら翠は必要な存在だから」
智菜に言われはっ、と我に返る
下っ端くんたちを見ると…
悲しそうな苦しそうな顔をしていた
あぁ、こんな顔をさせたのは私か…
「皆、ごめんね。そんな顔させて。
………帰ろうか。紅蓮のみんなが来たら」
私は智也におろしてもらい…階段の上を見る
「私はね、乃依を憎んでる。
それは乃依と同じでね。
家族を失ったからこそわかるでしょ。
次に会うときには変わっていて欲しいよ」
それだけいって私はマスクをあげた
「………帰る準備をしな」
「「「はい!」」」
ふふ、やっぱり翠蓮の皆は元気だな
ーブオォォォンッ!!
あ、来た

