「ねぇ、乃依。なんで私を
そこまで憎むのか教えてくれない?」
じゃないと……何をするかわからない
「…私の家族をむちゃくちゃにしたからよ!
全部あんたたち家族のせいで!
なんで私の家族をむちゃくちゃにするのよ!」
涙を流しながら私を睨んでくる乃依
家族をむちゃくちゃにした?
それは………こっちの台詞だよ
「私の家族をむちゃくちゃにした……ね。
その原因は乃依の父親のせいじゃないの?」
「は?何言ってるのよ!お父さんが
そんなことするわけないじゃない!」
ふーん、話を聞かされてないんだ
「昔話をしてあげるよ。今回は特別に」
にっこり微笑んで篠宮の首を離した

