ーナデナデ


……なんで私が渉に頭を撫でられてるの?


「ねぇ、渉。なんかおかしくない?」


「そうですか?」


え、おかしくないの?!


「私が撫でるのならわかるけどなんで渉が?!」


「え…いやでした?」


「嫌ではないけどさ…」


でもなんで急に頭を撫でたの?


「…莉琉さんの頭を撫でたら
少しは俺達に相談してくれるかなって思って」


「……別に頭をなでなくても…」


「あれ、拗ねちゃいました?」


「別に〜。あ、3時半ぐらいから責めに行く。
それまでに用意しておくように言っといてね」


「わかりました!」


渉は私に微笑んだ


これは優羅にバレたら殺されるね


そう思うと背中に冷や汗が流れた


いや、本当に殺されるね