「さてさて、早いとこ終わらしましょうか」


「………だなぁ」


翠蓮の倉庫について呟いた


「……莉琉を傷つけたやつは一生許さないよ?」


黒い笑みを浮かべた智菜


………へー、そっかー


「ごめん、がんばって。智菜」


「え?!なにを?!」


え?私の為に命張ってくれるんでしょ?


だから、頑張って?笑


「……智也ー」


「……知らねぇ。莉琉、中入ろうぜ」


「そうだね」


私は先に倉庫の扉を開けた


ーガラガラガラッ


「こんにちわ!
莉琉さん!智也さん!智菜さん!」


みんなが一斉に挨拶をしてくる


「おはよ、みんな元気?
顔とかちらほら怪我してる子いるけど…」


「大丈夫っす!怪我は男の勲章っす!」


「ははっ!頼もしいね!」


私が笑うと皆が顔を赤くした


え、なんで?


そういえば前にも
優羅に笑うなって言われたなぁ


あれ、なんでだろ?