その次の日
私が教室に入るとさっきまでガヤガヤしていた教室がシンとなった
『ねぇ、あれほんとなのかな?凛ちゃんいじめてたのって』
『あいつ、凛ちゃんが水竜に気に入られてたからって嫉妬してたんじゃねぇの?』
『だからって酷いよね、凛ちゃんがかわいそう』
あー、そういうことか
噂って凄いな
違うのにね....
別に弁解する気もないけど
『きゃーー!!優様ぁ』
あ、私優たちと同じクラスなのか
はぁ、嫌
『凛ちゃん!優君と一緒に来たの?いいなぁ!でも、お似合いだよね♪』
ズキッ
気にしない
もう終わったこと
優たちの方を見ていたら凛と目があった
凛「あ、香菜ちゃん...はぁ...ふっ、うぅっ!」
優「おい!凛大丈夫か!!おい、お前....」
そう言って私の方に視線を向けた
「もう凛に近付くなよ。お前がいるから凛が辛い目にあうんだよ!それと俺らにも。凛、保健室いくぞ」
近付くな、か....
『ねぇ、!結城さん!なんで凛ちゃんにひどいことすんのよ!嫉妬もいい加減にしなさいよ!!』
は、私はなにもやってない
勝手に向こうが過呼吸になっただけじゃんか
『黙ってないでなにか言いなさいよ!』
バシッ
香「いった...」
私は女子に叩かれた
『おい~女子もっとやれよ~足りねぇんじゃねぇ~ww』
周りの男子からそう言われ、自分達が正義だと言わんばかりに私を見てきた。
『ふっ、ねぇなんかいったら?』
そして、私の髪を引っ張ってきた
あー、イライラする
なんで、関係ない人たちに言われないといけないの?
『あんた、見てるだけでムカつくのよ!水竜の姫だからって調子のって!』
調子のって?
いつ?
私は何かやった?
そして、散々蹴ったり殴ったり、暴言をはいて気がすんだのか自分の席に戻っていった。
そこからだった
私にたいしてのいじめが多くなったのはーーー