そのうちに、この人が好きだという、小説を書こうと思った。
もともとこの人は、僕の日記を見ていてくれていたのだった。
その翌日、深町はフィアット500を返却する為に
沼津にある、叔父の家に向かっていた。
それまでの高揚した気分が、嘘のように落ちこみ
第一国道を通り、海沿いの町。
海岸で桜海老を干している、由比の港町を横目にみながら。
..桜。
深町は、あの春の日、桜舞い散る中の出会いを思い浮かべていた。
そのシーンを思い浮かべても、かつてのように胸がときめくことはなくなっている。
桜の花ですら、モノクロームの灰色に感じられた。
国道から外れ、旧街道をゆっくり、ゆっくりと進んだ。
時が流れていくように、思い出も消え去って欲しいと思いながら。
.....俺は、これからどうなってしまうのだろう。
罰が当たったんだよな。
夏名と言うsteadyを得ながら、諒子に声を掛け...
幻想を抱いて、それを壊した。ひとりで。
バカ、としか言いようがないな....。
やっぱり、こころのどこかで諒子さんを好きだったんだ。俺は。
でも、友と恋を争うのは嫌だったから、それで......。
忸怩たる思いで、深町はフィアット500を走らせた。
富士川橋のトラスを渡り、東へと向かう。
工場の多いこの町を、ゆっくりと進み
第一国道には戻らず、バスの通っている旧街道を
かみしめるように走った。
..たまには、メランコリックな気分になるのもいいだろう。
いつか、こうしてる日々も思い出になるんだろう....。
この人の住んでいる町に近い場所を選んで。
好きそうな話題を選んだ。でも。。。。
心がすこし、離れたような感じだった。
もともとこの人は、僕の日記を見ていてくれていたのだった。
その翌日、深町はフィアット500を返却する為に
沼津にある、叔父の家に向かっていた。
それまでの高揚した気分が、嘘のように落ちこみ
第一国道を通り、海沿いの町。
海岸で桜海老を干している、由比の港町を横目にみながら。
..桜。
深町は、あの春の日、桜舞い散る中の出会いを思い浮かべていた。
そのシーンを思い浮かべても、かつてのように胸がときめくことはなくなっている。
桜の花ですら、モノクロームの灰色に感じられた。
国道から外れ、旧街道をゆっくり、ゆっくりと進んだ。
時が流れていくように、思い出も消え去って欲しいと思いながら。
.....俺は、これからどうなってしまうのだろう。
罰が当たったんだよな。
夏名と言うsteadyを得ながら、諒子に声を掛け...
幻想を抱いて、それを壊した。ひとりで。
バカ、としか言いようがないな....。
やっぱり、こころのどこかで諒子さんを好きだったんだ。俺は。
でも、友と恋を争うのは嫌だったから、それで......。
忸怩たる思いで、深町はフィアット500を走らせた。
富士川橋のトラスを渡り、東へと向かう。
工場の多いこの町を、ゆっくりと進み
第一国道には戻らず、バスの通っている旧街道を
かみしめるように走った。
..たまには、メランコリックな気分になるのもいいだろう。
いつか、こうしてる日々も思い出になるんだろう....。
この人の住んでいる町に近い場所を選んで。
好きそうな話題を選んだ。でも。。。。
心がすこし、離れたような感じだった。



