小さいころから

みんな

怖い顔をして

珍しいものをみる顔をして

わたしを見る



おとうさんと

おかあさんは

なんだか怯えた顔をして

「いいかい、夢。お前は誰にも関わってはいけないよ。わかったかい?」

そう言って

わたしを捨てた



そこである人に拾われた


その人は

みんなみたいに

『変な顔』はしなかった

かわりに優しい顔をして

わたしの頭をなでた



「君はひとりじゃないよ」って

その人はそう言った



よく分からなかった

その人が言っている意味が

その頃は理解できなかった




でも

キミに出会って

たくさんの感情を知って

その言葉がやっと理解できた




本当だった

わたしはキミに出会って

ひとりじゃなくなった


ねぇ

そうだよね−−−…?