Nemesis=復讐の女神=




そう言って、バシンという鈍い音と共に頬にヒリヒリとした痛みが走った。




そこで私は、この人に打たれたのだと気づく。



ぁー、そっか。




わたし、青龍の裏切り者になってるんだっけ??






ちらっと視線を周りに向けると、誰もが私に睨むような視線を送っていた。




そのなかには、少なからず私の味方でいてくれた子たちまで含まれていた。




それを見て、ズキリと胸が痛む。