尚は私の背中をポンポンと優しく叩きながら、「違う場所に行こう」そう呟いた。 向かった先はホテル。 私はベットの上に座らされると、尚にギューッと抱きしめられた。 体いっぱいに広がる体温に、心がポカポカと熱を帯びる。 安心する………。 すると、ふと尚は私の耳元で優しく囁いた。 「結愛ちゃん……ノコノコとここに着いて来るなんて、ほんと可愛い。」 ………え?