「ねぇ………知ってる?悪夢は終わらないって。」 そう笑いながら、悠里ちゃんがつぶやいていたのを私は知るよちもなかった。 一人、震える体を両手で押さえつけながら待ち合わせ場所で尚が来るのを待つ。 今は午後だから、色んな人達が目の前を横切っていった。 私を見るみんなの視線に、体が震える。 怖い……………怖い………………。