乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




優奈ちゃんの頬っぺたをアイスノンで冷やしていたら、だいぶ腫れが治まった。


よほど強く叩かれたのか、ちょっと赤いけどファンデで隠せばなんとかなりそう。




陸さんが帰ってきたのは夕方で。




特に服も汚れていないし、殴り合いの喧嘩…とかはしていなさそうでほっとした。




「優奈、お前の男に会って話してきた。もう手ぇださねーし、会わねぇってよ」



「え!?本当!?あんなにしつこかったのに…どうして!?」



「もしまたなんかされそうになったら言えよ?…まぁ、もう何もしてこねぇと思うけど」



「陸…ありがとう」




優奈ちゃんは涙を浮かべていた。



「本当に良かったね、優奈ちゃん」



「はい…奈緒さんもありがとうございます」