乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




私はすぐさま優奈ちゃんの元に駆け寄った。




「どうしたの!?それ…」



「すみません突然…」



優奈ちゃんは俯いたままで理由を話さない。



この前の明るくて元気な優奈ちゃんとは別人のようだ。




「…とりあえず、中に入ったら?」




陸さんが玄関のドアを開けた。



子供達も優奈ちゃんの様子を見て、深刻そうな顔をしている。



本当に…どうしたんだろう。



優奈ちゃんを家の中に入れて、私は急いで温かいココアを入れた。



それを一口飲み、フーッとため息をついた優奈ちゃん。




「本当にすみません…お兄ちゃんに場所聞いてきちゃいました」




「うん、いいよ。それで…どうしたの?」




「…実は…彼氏にぶたれちゃって…」