私はすぐさま優奈ちゃんの元に駆け寄った。
「どうしたの!?それ…」
「すみません突然…」
優奈ちゃんは俯いたままで理由を話さない。
この前の明るくて元気な優奈ちゃんとは別人のようだ。
「…とりあえず、中に入ったら?」
陸さんが玄関のドアを開けた。
子供達も優奈ちゃんの様子を見て、深刻そうな顔をしている。
本当に…どうしたんだろう。
優奈ちゃんを家の中に入れて、私は急いで温かいココアを入れた。
それを一口飲み、フーッとため息をついた優奈ちゃん。
「本当にすみません…お兄ちゃんに場所聞いてきちゃいました」
「うん、いいよ。それで…どうしたの?」
「…実は…彼氏にぶたれちゃって…」



