乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




「どーかした?」



陸さんが私の顔を覗きこむ。



「うん…なんかね、高橋さんちってあんまり仲良くないみたいで…」



「っぽいな」



「え、陸さん気づいてたの?」



「2人見てればなんとなくわかる」



「そうなんだ…言われないとわからなかった…。結婚してまだ4.5年しか経ってないのに、なんでそんなに冷めてるのかなって…優斗君のパパ、優斗君のママに関心ないって言ってたし」




「本人に聞いたのか?」



「うん…」



その時陸さんが、カンッと少し乱暴に缶ビールを棚に置いた。




「他の夫婦の事なんてどーでもいくねぇ?」




「え?」




「ちょっとおせっかいすぎ」




「そ、そうだけどさ…これから家族ぐるみで付き合っていくだろうし気になって…」



あまり付き合いたくないのが本音だけど。