乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




「陸さん、いつの間に…」




「いや…桐谷さんの奥さんって、面白いですよね」



優斗パパが陸さんに笑いながらそう言うと、陸さんは顔色変えずに「何がですか?」と聞き返す。




「あー、気分悪くしたらすみません。悪い意味じゃないんで。ただ素直な人だなって思って」




「……」



陸さんは何も言わず、私の手を引っ張った。




「あの…陸さん?」




「子供用の飲み物なくなったからコテージから持ってきてくんね?」



「あ…うん、わかった…」




私は急ぎ足でジュースを取りに行った。



さっきの陸さん…ちょっと怖かった。



2人っきりになってないけど、優斗パパとしゃべってたからかな…



陸さんだって優斗ママたちと楽しそうにしてたくせにっ…



…でも優斗パパと話すのはもうやめとこう…