乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




「おっせーよ」



その声に振り返ると、コテージの入口で陸さんが不機嫌そうな顔をして立っている。




「あっ…ご、ごめんっ」




鏡を見てホッとした。



なんとか炭は取れたみたい…






「炭買いに行くなら声かけろよ、ついてったのに」



「えっ」



「高橋さんとこの旦那に持ってもらったのか?ソレ」




陸さんが入口に置いてある炭を指さした。



さっきの…見られてたんだ。





「あ、う、うん…途中で会ったから持ってもらったんだけど…」




特にやましいことは何もないのに、なんか気まずい。


陸さんだって、私が男といるとこ見たら気分良くないよね…




「あの…陸さん…ごめんなさ…」



「ふっ。別になんとも思ってねーよ」