乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】


ま、まずい。


なにか勘違いでもされたら…




「い、いえ!あの…管理棟で炭買ったんですけど、途中で旦那さんに会って…重いから持っていただいたんです!」



「…そうなの」



優斗ママは不審そうな顔をしながらも、それ以上は突っ込んでこなかった。



優斗パパは私に炭の入ったダンボールを渡すと、無言でコテージの中に入って行った。




「あ…ありがとうございました!」




振り返りもせず無反応だけど…



重かったから本当に助かった。






「ていうか…桐谷さんその顔なに?すごいわよ」



優斗ママがくすくす笑っている。



あ!そうだ、顔に炭ついてるんだったーーー!




私は急いでコテージに入って鏡を見た。



両方の頬っぺたが真っ黒…



こんなんじゃ笑われてもしょうがないか…