乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




それにしても…



さっき頬っぺたに手が近づいてきた時、なんかされると思っちゃった。



本当にアホだな…




「その炭、あっちまで持ってくの?」



「あ…はい」




「じゃあ持ってってやるよ」




「え!本当ですか!?」




「ああ。これのお礼」



そう言って私が渡した飲み物をこちらに見せてきた。




「あ…ありがとうございます。炭重かったので助かります」




なんだ…話してみると結構イイ人なんじゃん…?




優斗パパに炭の入ったダンボールを持ってもらい、私達はコテージへ向かった。





コテージの前に着くと、優斗ママが私達に気づいて外に出てきた。




「雅人(まさと)…どうして桐谷さんと一緒なの?その炭って…」




優斗ママが怪訝な顔をしてこちらを見ている。