乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




「あ…あの…」



私の声に優斗パパの目がパチっと開く。




「…あ?」



「す、すみません寝ているところ」



「…あんた誰だっけ」




えー!!!



朝に挨拶したのに!



お昼も一応一緒に食べたのに!!



忘れられているなんて…



私ってどんだけ存在感薄いんだろ。





「蒼空の母ですっ!」



「……ああ」



思い出したのか、寝ながら軽く会釈された。




「あの、こんなところで寝てたら熱中症になりますよ?」



「は?」



「今日真夏みたいに暑いし…これ良かったら。すごい汗かいてるみたいだし」



私は買ってきた飲み物を優斗パパの目の前に差し出した。



優斗パパはそれをじっと見つめた後、つぶやいた。