そして唯も「おいちぃー」と、笑顔でおにぎりにかぶりつく。
2人の笑顔を見ただけで、こんなにも胸が温かくなる。
「う、うんっ!沢山作ってきたからいっぱい食べてねっ」
さっきまで落ち込んでいたのが嘘みたい。
蒼空、唯
ありがとうね。
「あ…じゃあ…蒼空くんパパ、良かったら…」
優斗ママが引きつった笑顔で陸さんに自分のお弁当を勧めた。
「ありがとうございます」
陸さんは笑顔でそう言ったけど、一度も優斗ママが作ったお弁当に手を伸ばすことはなかった。
ちょっと心の中でガッツポーズをしてしまった。
陸さんありがとう…



