乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




でも蒼空が「お腹すいた!!」と騒いでいるので、落ち込んでいる暇はない。




思い切ってお弁当を広げた。




「あ、あはは…時間なかったから、うちは普通のメニューになっちゃって…」




ママ友2人は、うちのお弁当を見て口元が緩んだ。





まぁ…思っていることはだいたい想像がつきます。





「蒼空くん達~、うちのおかずで食べたいものがあったら遠慮せずにとってね?」




優斗ママが蒼空と唯に向かって言ったが、2人は悩んだ顔をした。




「うーん…でもいいやっ!」




蒼空はそう言って私が作ったお弁当に手を伸ばした。




「ママ~僕の好きな物ばっか作ってくれてありがとうっ」




そう言いながら美味しそうに唐揚げを頬張る。