乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




優奈ちゃんの笑顔は本当に綺麗で。




彼女なら、陸さんのような人にきっとまた出会えるはず。





「なーにくっちゃべってんだよ?早く働けよー?」





陸さんが外から帰ってきて、私達の頭をわしづかみした。




「わっ!陸さんっ…」




「ちょっとー!痛いしぃ!」





2人の反応を楽しんでいるかのように、陸さんはニヤリと笑って自分の席に座った。





「奈緒さん…。私ずっと奈緒さんのこと憧れていました」




ふいにそう言われて驚いた。




前に陸さんに聞いたことがある。




“優奈がお前に憧れてるってよ”




本当だったんだ…



なんだかすごくくすぐったい。






「そんな…憧れられるほどの人間じゃ…」




「奈緒さんはずっと変わらずそのままでいてくださいね!?」




優奈ちゃんは最高に可愛い顔で笑って、席に座った。