乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】



「さっき陸さんが紹介したじゃんよ」


「聞いてなかった…」




優奈ちゃんは私をじっと見つめていた。



きっと陸さんに似合わないとでも思ってるんだろうな…



「すごいかわいい!!」



突然優奈ちゃんが大きい声を出したので驚いた。


というか…その言葉にも驚いたんだけど。




「か、かわいい?」




私が聞き返すと、優奈ちゃんはコクリと頷いた。




「あ、可愛いって年上の方に失礼ですよね…でも、確かお兄ちゃんと同じ年でしょ!?見えないよー!若いし素敵な人だねぇっ」




御世辞で言ってくれてるのかとも思ったけど、優奈ちゃんの顔を見ているとそんな感じがしない。



同性にかわいいだなんて、滅多に言われたことないのに。