乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】





「この人は悪くねぇよ。大半はあんたが悪いんだろ、あの女とイチャついてっからな」




「あの女?」




「ゆな?って女だよ。あいつのせいでこの人どんだけ辛い思いしてたと思う?」





ああ―――。



どうして…




優奈ちゃんの事は私の口から言いたかったのに…






「優奈…?マジか…お前優奈の事気にしてたのか?」






コクンと頷くだけで精いっぱいだった。




「なんでもっと早く言わねぇんだよ…」




「だって……」





涙が溢れてきて、うまく言葉にならない。



陸さんはしばらく私の顔を見てから、優斗パパにこう言った。




「あんたの言いたいことも、気持ちもよくわかった。でもこっからは二人で話し合うから」




優斗パパは少し考えてから頷き、自分の家の方へと歩き出した。