「あらー!今ちょうど庭でプール出してたのよ、蒼空君も遊んで行かない?」
優斗ママは蒼空を誘ってくれたけど…
すぐ帰るつもりだったのに。
「いえ…」
「え!ママ、僕プール入りたい!」
断ろうと思ったけど、蒼空は遊ぶ気満々で。
「用事があるなら、帰りは私が蒼空君を家まで送るわよ」
優斗ママがそう言ってくれたので、私は少しほっとした。
あの人に会う前に…
急いで帰らなきゃ…
そう思っていたのに。
どうして会ってしまうんだろう。
帰り際、優斗君ちのすぐそばで犬を連れた優斗パパと出くわした。
「あれ…なに?うちに用だった?」
「そ、蒼空がまたお邪魔してて…」
この前抱きしめられたことが頭をよぎり、恥ずかしくなった。
顔が熱くなっていくのを感じる。



