乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】





「嘘!私にまで隠さなくていいよ!」



「栞…」




栞は私の両肩を両手でつかんだ。




「なんでも話してって、いつも言ってるじゃん!」




「うん…」




相変わらず感が鋭いし、優しい栞。



私はいつも甘えてばかりだ。





「あのね…」





ガチャッ…






その時、蒼空が突然リビングのドアを開けたのでドキッとした。





「ママァー!僕のトラック、優斗君ちに置いてきちゃったかもー!」





「え!?トラック?」





「うん、トミカの…。昨日遊びに行ったとき忘れてきちゃったんだ…」




「そうなんだ…じゃ、あとで取りに行こうか」




「今がいい!なくされたら困るもん!」




「大丈夫だよ、ママが電話しといてあげる。優斗君ち出かけてるかもしれないし…」