「嘘!私にまで隠さなくていいよ!」
「栞…」
栞は私の両肩を両手でつかんだ。
「なんでも話してって、いつも言ってるじゃん!」
「うん…」
相変わらず感が鋭いし、優しい栞。
私はいつも甘えてばかりだ。
「あのね…」
ガチャッ…
その時、蒼空が突然リビングのドアを開けたのでドキッとした。
「ママァー!僕のトラック、優斗君ちに置いてきちゃったかもー!」
「え!?トラック?」
「うん、トミカの…。昨日遊びに行ったとき忘れてきちゃったんだ…」
「そうなんだ…じゃ、あとで取りに行こうか」
「今がいい!なくされたら困るもん!」
「大丈夫だよ、ママが電話しといてあげる。優斗君ち出かけてるかもしれないし…」



