乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】





「聞きたいこと?」




「“龍神”て覚えてるか?」





ドキッとして、危なくコップを落とすところだった。





龍神って…お祭りのとき優奈ちゃんと一緒にいた男の人達だよね…





「あー!覚えてるもなにも…俺の同僚の弟が今龍神の頭やってるってよ」




「マジかよ!?」





陸さんが大きな声を出したので、栞も二人の方に目を向けた。




「なんでそんなに驚いてんだ?」





「いや…今江の妹がさ、この前そいつに告られたらしくて」




「優奈が?マジか!」




「ん。だから今度そいつと会ってくるわ。あいつら色々めんどくせーだろ?」




私の心臓がドクンと音を立てた。




龍神の頭と会ってくる…?



龍神って……すごくヤバい人たちなんじゃないの?




陸さんはまた一人で行くつもり…?