乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




「またまたぁ~」




亮さんが笑いながら陸さんの隣にドスンと座った。




…蒼空が産まれたとき、私は最初の子だったし、感動と興奮と色々な感情が混ざり合って泣いてしまった。





陸さんは泣いてなかったみたいだけど…「壊れそうでこえー」って言いながら嬉しそうに蒼空のことを抱きしめていた。




慣れない手つきでそっと優しく撫でていて。




すごく愛おしそうな顔をしていた。




私はあの時の陸さんの事を一生忘れない。







栞は蒼空と唯の遊び相手になってくれていた。




さすが保育士さんだけあって、子供の扱いは慣れている。




私は三人に冷たい飲みものを用意していた。





「そーいや…聞きたいことあんだけど」





陸さんが突然亮さんにそう言ったので、私は耳を傾けた。