「またまたぁ~」
亮さんが笑いながら陸さんの隣にドスンと座った。
…蒼空が産まれたとき、私は最初の子だったし、感動と興奮と色々な感情が混ざり合って泣いてしまった。
陸さんは泣いてなかったみたいだけど…「壊れそうでこえー」って言いながら嬉しそうに蒼空のことを抱きしめていた。
慣れない手つきでそっと優しく撫でていて。
すごく愛おしそうな顔をしていた。
私はあの時の陸さんの事を一生忘れない。
栞は蒼空と唯の遊び相手になってくれていた。
さすが保育士さんだけあって、子供の扱いは慣れている。
私は三人に冷たい飲みものを用意していた。
「そーいや…聞きたいことあんだけど」
陸さんが突然亮さんにそう言ったので、私は耳を傾けた。



