乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




再び胸がズキズキと痛みだす。




私ってば…女子高生相手になに落ち込んでんのよ。



2人は昔からの知り合いで兄妹みたいなもんなのに。




「すみません奈緒さん…あいつ陸さんに昔から懐いてて…」




今江君がこそっと私にささやいた。




「う、ううん!大丈夫、気にしてないからっ」




嘘。


今私ちゃんと笑えてるかな…?



私ってば…この前陸さんに心配すんなって言われたばっかなのに。




「あ、そーいや…奈緒、昼飯食い終わったらでいいから、これらをファックスで送ってくんね?」




そう言って私に書類を渡した。



「あ、うん…」



「えっ、奈緒さんって…もしかしてこの人が陸の奥さん!?」



優奈ちゃんが驚いている。