それから数日後の休みの日。
久しぶりに栞と亮さんがうちに遊びに来た。
栞は念願の保育士さんになったんだけど、2年前に亮さんと結婚して、今お腹の中には赤ちゃんがいる。
「わぁー!栞、お腹大きくなったね!?」
「うん、いよいよ来月出産予定日だし…緊張するよぉー」
栞は大きなお腹を優しく撫でながら、すごく幸せそうで笑顔が可愛かった。
「立会出産なんだけどさ、俺泣くかも~」
亮さんがすでに涙ぐんでいる。
「ちょっと…今泣いてんの!?バッカじゃない!?」
栞が亮さんの背中をバシッと叩いた。
こういう感じ、懐かしいな。
「陸だって、蒼空君と唯ちゃんが生まれたとき泣いたろ!?」
2人の視線がソファーでくつろいでいる陸さんに集中した。
「泣いてねーし」
そう言ってフイッとテレビに目を向けた。



