乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】





「ありがとう…すごい嬉しい」




陸さんが私のために選んでくれたの…?




サプライズが好きなのか、いつもこういう記念日は驚かされてばかり。





私ってば…。




陸さんは私の事ちゃんと思ってくれてたのに。






「昨日は…ごめんね?本当に疲れててあんな態度とっちゃって」





「んー。いいよ、俺も悪かったし。せっかくの花火大会だったのにな…」




「ううん。…あ!優奈ちゃん大丈夫だったの!?」





「ああ。もう大丈夫だから。お前は何も心配すんなよ?」





陸さんはそう言って笑い、私の頭をポンと撫でた。




本当はどんな話をしたのかすごく気になるけど…




陸さんは私の顔を覗きこむと、そっとキスをした。