乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】



ベンチに座ったまま1時間ほど待っていたけれど、陸さんからは何の連絡もない。



待っている間、花火も終わってしまって目の前は帰る人達でごった返していた。





あーあ。



花火終わっちゃった。




結局ゆっくり見れなかったな…




陸さん、優奈ちゃんと何話しているんだろう…



陸さんの事は信じている。



今までも陸さんの周りには素敵な女の子が沢山いたけど、それでもいつも私だけを見ててくれた。



でも…今回は少し違う気がする。



優奈ちゃんは特別な存在なんだって、私でもわかる。




陸さん、優奈ちゃんのことになると放っておけないって顔するんだもん…




その顔を見る度、私は胸が痛くて苦しくなるんだよ。