乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




そして急ぎ足でどこかへ歩いていってしまった。





「おい、優奈!」






優奈ちゃんは陸さんの呼びかけにも振り返らなかった。






「奈緒…俺、優奈と話してくるからお前はここら辺で待っててくんねぇ?」




「ううん、私も追いかける!」




「お前…下駄だけど大丈夫かよ」




「だ、大丈夫!」





本当は足痛くなっていたけど…



優奈ちゃんの事気になるし、それに陸さんとまた二人っきりにさせたくないって思ってしまった。




陸さんは私の手を引き、急ぎ足で優奈ちゃんの後を追った。







しかし優奈ちゃんの足は速いし人混みはすごいしで、中々追いつけない。




陸さん、私がいるから走らないんだよね…




私足手まといになってるのかな。