乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




辺りは暗くなってきて、私と陸さんは花火会場まで歩いて向かった。



こんなデートみたいな感じ、かなり久しぶり…



薄暗くなってきたことをいいことに、私は隣にいる陸さんをチラチラ見てしまった。





陸さんの浴衣姿…やっぱりかっこいいな。



浴衣着てくれるなんてレアだし、しっかり目に焼き付けとかなきゃ!






「見てんのバレバレなんだよ」






突然私の方を見た陸さんは、ニヤリと微笑んだ。





「え!ば、バレてた!?」




「あたりめーだろ、そんなにジロジロ見てりゃ…」




「ごめん…」




一気に顔が熱くなってくる。



恥ずかしいよ…なんで私ばっかりこんなに好きなんだろう…





「でもまぁ…俺も見てたけどな」