乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】





「あ、奈緒ちょっと来てくれる?」




突然母が私を別室に呼んだ。




何事かと思って行ってみると…




そこには綺麗な淡い紫色の浴衣が窓辺に吊るされてあった。




「お母さん、これ…」




「私からの誕生日プレゼント。今日着て行きなさい」





「え…本当に!?嬉しいっ」




「子育ても仕事も頑張ってるでしょ?たまには2人でゆっくりしてきなさいね」






母は笑顔で着付けの準備をしていた。




驚いたけど…嬉しすぎる。




まさか浴衣が着れるなんて…




お母さん、本当にありがとう。





母に着付けしてもらい、少し恥ずかしかったけど陸さん達がいる部屋に行った。