陸さんが優奈ちゃんの頭を撫でる。
「うん…陸が来なかったらあたし…」
ただならない雰囲気に、みんな気まずそうだった。
こんなところ…
目の前で見ていたくない…
「わかったから。もう一人で行動すんなよ?」
「うん…」
ようやく落ち着いたようで、優奈ちゃんはゆっくり陸さんから離れた。
「…すみません、奈緒さん…」
優奈ちゃんは俯きながらそうつぶやく。
しょうがないよね…
優奈ちゃんすごく恐い思いしたと思うし…
気が動転してるんだろうから…
「ううん、いいよ。何事もなくてよかった」
私、今ちゃんと笑えているだろうか?



