乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




陸さんが優奈ちゃんの頭を撫でる。






「うん…陸が来なかったらあたし…」





ただならない雰囲気に、みんな気まずそうだった。




こんなところ…



目の前で見ていたくない…






「わかったから。もう一人で行動すんなよ?」




「うん…」




ようやく落ち着いたようで、優奈ちゃんはゆっくり陸さんから離れた。





「…すみません、奈緒さん…」




優奈ちゃんは俯きながらそうつぶやく。




しょうがないよね…



優奈ちゃんすごく恐い思いしたと思うし…



気が動転してるんだろうから…




「ううん、いいよ。何事もなくてよかった」








私、今ちゃんと笑えているだろうか?